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笑いの噴火<ボルケーノ>は止められない!

<あらすじ>

羅刹王バラシュナ軍の将軍の地位にありながら、常に先陣を切って暴れ回る勇猛ぶり故に敵味方を問わず畏怖と尊敬を集める翠将鬼ジェルザーク。そんなある日、宿敵ガズバランとの戦いに備え、バラシュナから新たな軍団の創設を命じられる。「必ずや閣下のご期待に沿える強力な軍隊を用意してご覧に入れます!」 バシュラナ直々の命令に意気込むジェルザークであったが、実際どこから手を付ければ良いか皆目見当も付かない。手下のローガストとレギルラッゾに相談するが、2人とも暇があればネイルのケアに没頭したり、ぼんやり夜空の星を眺めるばかりで全く当てにならない。いたずらに過ぎて行く時間に焦りを感じたジェルザークは気分転換に宇宙戦争をテーマにした映画を観賞する。そこで彼が目にしたのは強力な戦士を基に生み出されたクローン兵士達の軍隊であった。「これだ!」 直感的に成功を感じ取ったジェルザークはさっそく己のDNAに基づくクローン兵士「ジェルソルジャー」の開発に着手する。そして生まれたのは彼に瓜二つであり、彼の能力と技の一部を受け継いだ強力な兵士であった。ただ唯一、性格が臆病な点を除いては・・・。一兵卒として十二分な実力を誇りながら直ぐに逃げ出してしまうジェルソルジャー達。「逃げるんじゃあない!ジェルザーク軍兵士は決して敵に背中を向けない!」 クローン達の根性を叩きなおすため、ジェルザークの悪戦苦闘が始まるのだった。そう、彼の本当の戦いは戦いの前から既に始まっていたのである。

<作品解説>

聖守護者の闘戦記が初の映画化!しかもコメディ映画として登場です。翠将鬼ジェルザークのジェルザーク軍結成秘話とそれに纏(まつ)わる彼の奮闘振りがコミカルに描かれます。物語には彼の盟友であり部下でもある獣魔ローガストと冥骸魔レギルラッゾも重要な役所で関わっており、謎に包まれた羅刹王バラシュナ軍の内情にも切り込んだ内容となっております。今年のプクランドお笑い映画祭では審査員と観客らの圧倒的な支持を集め、グランプリを見事受賞。お笑いに対しては辛口批評で知られ、特別審査員を務めたしびれくらげ先生にも「ぱふぱ〜ふ!ぱふぱ〜ふ!」と本作は大絶賛されました。