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冒険者ども、覚悟するのニャ

<あらすじ>

あの日、遠くレンダーシアから発せられた勇者覚醒の光はアストルティア全土を覆い、世界の全ての人々の心に希望の灯をともした。だが猫島の住人達にとって、それは悪夢の始まりであった。あの日を境に冒険者たちが大挙して島に押し寄せ、猫達の楽園の平和は一瞬で失われたのである。「このままでは島が冒険者どもに好き放題されてしまうニャ。何とかするのニャ。」 キャット・マンマーの腹心の1匹であるキャット・リベリオは彼女に冒険者討伐を命じるよう訴えるが、ウェディをはじめ、他種族との争いの回避を望むマンマーはこれを却下する。「ジュニアちゃんに骨抜きにされてマンマー様はもう駄目なのニャ。マンマー様に任せていては猫島を守れないのニャ。」 リベリオは島内の過激派を集め、冒険者達との対決を決意する。「ギッタギタのメッタメタにしてやるニャ!でも殺すのはちょっと可愛そうなので、半殺しにして追い出すのニャ!」 かくして猫達と冒険者の闘争の火蓋は切って落とされた。

<作品解説>

粗暴で自己中ながら、コミカルで憎めないキャラクターとして人気のキャット・リベリオを主演に据えた異色の「ネコ映画」が登場です。本作の物語はジュレットのキーエンブレムに関わるエピソードの前夜的なものとなっており、リベリオが何故キャット・マンマーに反旗を翻したのか、そのきっかけとなる出来事を中心に展開します。「忠猫」ミャルジとの出会いに関するエピソードにも触れられるため、2人(2匹?)のファンにとってはたまらない内容となっています。いわゆる初期組の冒険者達は一味違う楽しみ方もできるでしょう。当初、普通のネコ映画と勘違いしたメレアーデ女史が観賞後、本作を愛猫協会として正式推薦を決めたことも話題です。